なんでもない日の手紙室


ふだんは書かない手紙。書けない手紙。


でも、書き留めたい想いがある。届けたい気持ちがある。

手で書いて、自分の文字で宛名を記して、ゆっくりと封をする。

書いた時の音や匂いや空気も一緒に閉じ込めて。

さあ、送ろう。あの人へ、この人へ。

そして今はもう届けられない人たちへ。


心の中にいろんな人がいる。

顔が、声が、ちょっとしたしぐさが思い浮かぶ。

今はどうしているだろう。懐かしく、くすぐったい気持ちも込めて。

さあ、送ろう。あの人へ、この人へ。

きっと今も届けられるすべての人たちへ。




会場の一室が、一日だけの「手紙室」になります。


手紙室では2種類の手紙を書くことができます。

ひとつは、届け先のわかる手紙。

もうひとつは、届け先のわからない手紙。


届け先のわかる手紙は、いつもの郵便配達で、

届け先のわからない手紙は、『漂流郵便局』へ お届けします。



〈漂流郵便局〉のこと。


『漂流郵便局』は、瀬戸内海の粟島というちいさな島にあります。


旧粟島郵便局が瀬戸内国際芸術祭のアートプロジェクト作品のひとつとして『漂流郵便局』となりました。

ここは、過去/現在/未来 もの/ひと/こと 何宛でも受け付けてくれる郵便局です。


瓶に詰められた手紙が海を漂うように、

届けたくても届け先のわからない想いが、

ブリキ製の漂流私書箱に集まる。


届け先不明の想いが流れ着く郵便局の物語。


『漂流郵便局』について詳しく知りたい方は、、、

公式サイトをご覧ください☞ http://missing-post-office.com/

書籍も出版されています☞ 『漂流郵便局 届け先のわからない手紙、預かります』(久保田沙耶/著 小学館)



〈手紙室〉のいろいろ。


葉書と切手を販売いたします。


葉書はデザイナーさんたちの素敵な作品です。

かわいいもの、きれいなもの、くすっとユニークなもの、テイストのちがういろいろな種類をご用意しています。きっと自分のお気に入りが見つかるはず。。。


〈葉書のデザイナーさん ご紹介〉

◆コジーサ → http://cojiisa.hamazo.tv/

◆momi →『空想蚤ノ市』の出店者さま。

◆デザインワークスパイス 

 → 『あちこちで物語探しを』の出店者さま。

   https://designworkspice.amebaownd.com/



    切手は『物語のある場所』のために作成した

    オリジナル切手です。ここでしか買えない

    限定版を販売します。




オリジナルのポストをご用意します。

書いた手紙はそちらのポストに投函してくださいね!


みなさんの書いたお手紙は、『物語のある場所』から

それぞれの行き先へ、責任をもってお届けします。